業務用として作られたグラスや食器に触れるお仕事をして、もう20年以上になります。
この業界に入るきっかけ。それは、当時設計デザイン会社で働いていた時に、リニューアル工事を受注した業務用食器を扱う会社のショールーム。その時オープニングの店内のブースのテーブルセッティングのディスプレイを任されました。20代前半、当時あまりテーブルマナーも知らない私は、書店でテーブルセッティングの書籍を購入し、無我夢中で見様見真似でセッティングした記憶があります。そして数年後、私はその会社のショールームで働いていました。
その時代、ガラス食器や洋陶器のメーカーのショールームがあり、私たちを始め、実際使うホテルやレストランの人たちも容易に商品を手にする事が出来ました。
その後、時代は変わり私たちの地域ではそれが難しくなりました。一方でカタログやWEBで注文をする方法も容易になりました。
私がその後務めた、業務用の厨房器具を販売する店舗での飲食店の方との会話で「食器を実際見ることの出来るお店は無いのですか?」「カタログから取り寄せたものが、イメージと違う・・」「質感がわからない」などなど
そんな一つひとつの要望と私の思いを束ねて、平成26年3月22日、業務用卸店「業務用グラスVaisselle」と一般小売店「和田硝子器店」をこの場所でオープン致しました。
この空間で、見て触れる事で空間とお料理とうつわのバランスを感じ取れるように・・。
そして、人と人とが出会うように、「人」と「うつわ」が出会う場所であるように・・。
作り手であるメーカーの思いやコンセプトを使い手の人たちに伝えながら、北海道のフードビジネスをサポートしたい、それがVaisselleのビジネススタイルです。
代表:和田亜希子